自閉症子育ての『しつけ方』についてアドバイス!奮闘する親御さんを応援します

自閉症子育てのしつけ方 子育て

日々奮闘しながら子育てされていることと思います。

その中でも、自閉症のお子さんの場合は思いもよらぬ行動があったり、臨機応変が難しかったりと一日中気が張ってしまいますよね。毎日お疲れさまです。

そして、子育ての中でも難しいと感じる『しつけ』。

本当に大変です。すぐに結果も出ないし、思い通りになんていきません。

ましてや自閉症のお子さんへのしつけはどのようにしたらいいのか、お悩みの方もいると思います。

そこで本記事では、疑問に思うことを少しでも解決できればと『しつけ方』のちょっとしたアドバイスを掲載していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

子育てへの気持ちがほんの少しでも前向きになっていただけたら嬉しいです。

自閉症の子供をどうやってしつけたら良いのかわからない。。。

管理人の一言
管理人の一言

管理人の子育て経験から、ちょっとした「しつけ」のアドバイスを提供します!

自閉症の子育てのしつけ方に正解はない!

しつけ方に正解はない

自閉症のお子さんに限らずだと思いますが、しつけ方に正解はありません。

なぜなら、お子さんはひとりひとり違います。

みんな同じようにしつけようとしても同じにはなりません。

また、色々な情報がある中で、他の子はできるのにどうしてうちの子はできないのかなと落ち込む必要はありません。

自分のお子さんに合ったしつけ方かどうかは、毎日を一緒に過ごす中でこの子にはこんな言い方ややり方が合うな、これは違うな、と試行錯誤しながら見つけていくのがいいのかなと思います。

やりすぎ注意のしつけ方

やりすぎ注意のしつけ方

なんでもやりすぎはよくありませんよね。

何となく分かってはいるけど、具体的にどういけないか。

また、やりすぎるしつけをするとどうなってしまうのか気になりますよね。

いくつか紹介していきますので参考にしてみてください。

抽象的に叱る

抽象的に叱る

自閉症のお子さんの特性により、抽象的な表現の理解が難しい場合があります。

例えば「どうしてこんなことをするの?」「なぜやったの?」と言ってしまうことがあると思いますが「楽しかったから」や「知りたかった」など、『どうして?』『なぜ?』の質問に対しての答えが返ってきたりします。

親としては、本当にその理由が聞きたい訳ではないですよね。

反省を促したかったために聞いたのに、親の意図とお子さんの受け止め方にズレが生じて、またイライラに繋がってしまいます。

まずは、やってはいけないことを具体的に、分かりやすく伝えることが大切です。

言葉で伝わらないときは、目で見て分かるようにイラストにするのもいいと思います。

褒めすぎる

褒めすぎる

『褒めて伸ばす』という言葉を聞いたことはありますよね。

しかし、ただやみくもに褒めて褒めてというのはよくありません。

なぜなら、ただ褒めるという行動を続けると、『自分は完璧』と思ってしまったり、褒められないとやる気がでないなど、伸ばしたいのにこれでは伸びませんよね。

褒め方として、結果同様にプロセスも褒めてあげたり、具体的に褒めてあげましょう。

例えば『〇〇がいつもより早かったね』『前はできなかったけど今日はできたね』『力強く書けたね』などです。

褒められて嬉しい気持ちがあふれるとまた頑張ろうと思えたり、よしやってみるかと、前向きに考えられ自己肯定感が高められていくことでしょう。

よくいただく『しつけ』についてのQ &A

しつけ方についてのQ &A

この項目では、『しつけ』についての疑問をまとめてみました。

それぞれ対処法も紹介していきますので、お子さんに合った方法を試してみてください。

自閉症の子供にダメなことを教える方法は?

文字通り『ダメ!』と伝えても伝わらない場合が多いです。

なにがダメなのか、どうしてダメなのかを具体的に分かりやすく伝えることが最も大切です。

いけない行動より、やって欲しい行動を伝えるのもいいと思います。『走らないで!』より『歩いて!』の方が分かりやすいですよね。

また、伝えるうえでタイミングも大切です。時間が経ってから叱っても、なにで叱られているのか理解できない時があります。行動をしたそのタイミングで伝えてあげましょう。

自閉症の子供が叱ると笑うのはなぜ?対処法はある?

自閉症のお子さんが叱られていることを理解できていない。または感情表現のズレがあるために叱られているのに笑ってしまうのかもしれません。

対処法としては、その都度怒っている理由、自分が怒られている理由を伝えると、理解できる時もあります。また、叱る前に正しい行動を伝えるのもいいと思います。

そして、相手が怒っている時は笑顔はいけないよと伝えてみてください。

感情的になってしまうこともあると思いますが、まずは落ち着いて話してみましょう。

自閉症の子育ては厳しく育ててもよい?

時には強く叱ってしまうこともありますよね。

ただ、それが続くことは自閉症のお子さんにとって、毎日が苦手なことや嫌いなことの連続になってしまい『外の世界は嫌なもの』『怖いもの』となっていき、やる気を失ったり、問題行動が増えたりします。

そして、自分の世界だけが安心できる場所になっていきがちです。

反対に、毎日の中に『楽しい』『できた』という前向きな気持ちがあるお子さんは、外の世界に対して肯定的になっていくでしょう。

自閉症の子供が友達や家族に対して嫌がることをする時どうしたらよい?

自閉症のお子さんは、目に見えない感情を想像することがとても難しく、それにあわせて状況を把握したり、今何をするべきかが理解しにくいです。

そのため、相手が嫌がっていても、その状況が理解できていない場合が多いのです。

そんな時は叱るよりも、まずは場面に応じた行動を伝えたり、相手の表情をよく見て、今どんな気持ちなのかな?と、一緒に考えてあげたりすると少しずつ変化が見られると思います。

気長に対応していきましょう。

しかることがしんどくなってしまいます

一日の中で何度も叱っているとしんどくなってしまう時もありますよね。

さらに、自己嫌悪に陥ったり、自分を責めてしまったりする場合もあると思います。

しかし、それだけ真剣に向き合っている証拠だと思います。

一生懸命に育児していく中で、しんどくなってしまったら周りの誰かに頼ったり、少しの間お子さんと離れてみたりと、少しお休みが必要なサインではないでしょうか。

決して無理をせず、一人で抱え込まないでくださいね。

自閉症の子供はどのように扱えばよいですか?

自閉症のお子さんの接し方にはいくつかポイントがあります。

  1. 用件は短く具体的に伝える。
  2. ジェスチャーなど目で見て分かるように説明する。
  3. 叱る前に正しい行動を伝える。
  4. 事前にスケジュールを伝える。
  5. すぐに褒める。すぐに叱る。

などです。

自分で考えたり、想像をしたりすることが苦手なので、状況に応じた対応をすることが大切です。感情的にはならず、笑顔で接してあげてください。

お子さんも理解ができると安心して行動にうつせるでしょう。

自閉症の子どもはどんなことが苦手ですか?

自閉症のお子さんは、人に対する関心が弱く、コミュニケーションの取り方や場の空気を読むこと、臨機応変に対応すること、また自分で考えたり想像をすることが苦手とされています。

そのため周りに誤解されることもあります。

誰にでも苦手なことはあります。無理に克服しようとするのではなく、サポートしながら生活していきましょう。

家庭だけでは難しい場合もあると思います。そんな時は活用できる支援センターや、保健センターなどに相談してみてください。

まとめ|愛情をもってしつけよう

愛情をもってしつけよう

毎日忙しい中での子育て、つい感情的になってしまいますよね。

イライラして怒っているので難しい時もあると思いますが、まずは落ち着いてお子さんに寄り添ってあげてください。また、親がすべてを抱え込まずに、周りに頼ることも大事です。

他と比べず、自分のお子さんとゆっくり向き合っていきましょう。

それから、手をつないで寝たり、ぎゅーっと抱きしめてあげたりしてみてください。

そうすることで、一日の最後を笑顔で迎えられることでしょう。

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